実験あるのみ
この問題は2つの側面から理解しなくては成らない。
一つはたばこからの影響であり、これは燃焼云々ではなく、捨てられてたばこが雨水等により抽出された物質が土壌中に浸透していくことに由来する。煙が土壌中に染みわたるのよりも液体による物質移動の方が多大な影響を与えると推察される。
もう一つは、自然の浄化作用である。たばこ中のニコチン成分は殺虫効果があるとか、それであっても細菌類の活躍や日光による分解、雨水による拡散作用により、無害化されていく。土壌の浄化作用の能力以上に汚染物質が供給された場合に、その土壌は改質されていくのである。
多分、たばこ1本ポイ捨てされたといっても、土壌の環境汚染が問題になるとは思えないが、窓ガラス効果によって、継続的な捨て場になってしまったときは・・・。
蛇足:アルカリの語源は、草木を燃やしたあとにできる灰の事だったような。