エスアイ

簡単には、質量(kg) × 重力加速度(m/s^2) − 浮力(kgm/s^2) = 重量(kgm/s^2) となろう。
  ※質量(kg) = (重量(kgm/s^2) + 浮力(kgm/s^2)) / 重力加速度(m/s^2)


重力加速度が同じ環境で、重量が同等の物体があれば、それらの質量は浮力に依存する。浮力が大きければ、質量も大きくなる。浮力は、物体周囲の密度が同じならば、体積に依存するので、それら物体の密度が小さいほど大きな力になる。

故に、同じ重量の綿と鉄とを比べると、綿の質量が鉄のよりも重くなるのである。


また逆に言うと、同じ質量の綿と鉄とを比べると、有重力下では綿の重量が鉄のよりも軽くなるのである。
無重力では重量は0、ではマイナスの重力下では・・・。


更には、同じ重量の綿と鉄とを比べると、綿の重量は鉄のよりも・・・これは同じと断定した時の物体周囲の密度と比較時点での物体周囲の密度との差異によって異なる。物体周囲の密度が密になっていれば、綿の重量が軽くなる。


また更には、同じ質量の綿と鉄とを比べると、綿の質量が鉄のよりも・・・、これは普遍性があり、周辺環境が如何なる状態になろうとも、全く同じ質量である。故に質量は基本単位として遇されているのである。



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