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今月末に失効するポイントを調査したら、2000ポイント×10000人もいることが解りました。このポイントは、1000ポイント単位で１円/ポイントとして換金可能なのです。これらが全て換金処理されると、2000万円も必要になります。これは会社経営上絶対に避けねばならない問題です。
そこでこの会社は、「ポイント抽選キャンペーン」を行う事にしました。10万円が50人に当たる抽選券をポイント交換できるというものです。全員がこのキャンペーンに参加すれば、500万円で済むのです。さてどうしたら、このキャンペーンに誘導できるのでしょうか？。
行動経済学的には、より多くの利益を得るため不確実性に欠けるよりは、利益は少なくなっても確実性を好むようなので、単純な方式では多くの人は抽選に参加しないかもしれません。ではどうすればよいのでしょうか。
その方法の一つは、抽選券と引き替えるポイントを小さくして閾値を下げることです。100ポイントを１単位とします。しかしこれだけでは結局2000円か抽選券20枚かだけの違いなので有効な動機付けにはなりません。
そこで、より多くのポイントで引き替えた場合には、より多くの抽選券を割り当てることにします。100ポイントならば１枚を500ポイントならば25枚、1000ポイントなら100枚、2000ポイントなら400枚です。これだけインパクトのある交換レート計算ならば、充分な興味を与えるかと思います。
どうでしょう、試しに抽選券と交換してみたくなりませんか？。そしたら、劇的に抽選枚数が増える方がよいと思いませんか？。1000ポイントだと100枚ですが、2000ポイントだと400枚ももらえるのです。そう思ってもらえたらしめたもの、ポイント抽選キャンペーンは大盛況!!と致したいものです。
ポイント抽選キャンペーンに使われた総ポイント数を売上とすると、確率への認識が不十分な現状では、この種の販促活動は有効かと思います。商店街のガラガラも同じようなものです。当選者数が固定されている以上、いくら抽選券をばらまいても主催者側には痛くはないのです。
レンタルビデオ１本で１枚、５本なら25枚、10本ならなんと100枚!?・・・しかも賞金は店舗消費利用権10万円分(原則本人様限り<友達と一緒ならその分は可>,使用期限付き,釣り銭・換金・転売不可券)にすれば、後の売り上げにも繋がります。日々の魅力的な店舗運営に加えて、(話題作りのため)不定期にこの種のイベントをするのはいかがですか？。
