写真の心得

 ピントを合わせるのはとても苦労します。何枚何十枚いや何百枚以上撮り続けて、そのカメラを馴染ませ、素早くピントを合わせるコツを体得しても、特に被写体が前後に動く場合には注意が必要です。

 必要なのは、被写体の未来を読むことなのです。未来と言っても1年2年とかいった単位ではありません。ほんの1秒後の動作を予測すればよいのです。「注意一秒チャンス一瞬」、その瞬間を過去の物として切り取ります。

 それよりも大事なのは露出です。 ピントは下手な鉄砲方式でもなんとかなるかも知れませんが、露出がずれていたら全滅です。当日の天候や光の加減、被写体の色を顧慮し、レンズやフィルムの特性やシャッタースピード、そして絞りを用いて、自分のイメージにあった写真になるように、各種条件を設定しなくてはなりません。

 でも何よりも大事なのは・・・被写体なのですけどね。これが、一番難しいです。

http://www.hatena.ne.jp/1073560335