磁石と煙と実験と(2)

目的:
 本実験は、線香の煙と方位磁石との相互作用の有無を確認することを目的とする。


方法:
 線香の煙に方位磁石を近づけ、その挙動を目視観測する。


結果並びに考察:
 通常の状態で、方位磁石の南北表示を磁針の指示する方向に合わせた後、線香の煙にできるだけ静かに接近させた。接近させるに従い磁針は動き、線香の煙上ではN極が東に5度ずれた。数度同様の操作を行ったが、全く同じ結果が得られた。つまり、線香の煙に方位磁石を接近させた事で、一定方向に方位磁石の針は振れたことが確認された。

 しかしながら、線香の煙は常に一定一様に方位磁石に当たっていないにも関わらず、磁針は常に一定のずれを示していた。これは明らかにおかしな挙動であり、前回の実験と同様に方位磁石を固定し、線香の煙を接近させることとした。その結果、線香の煙を近づけても磁針は全く動かないことが解った。

 この二つの異なった結果は・・・・・・・・・。


結論:
 慎重に実験を進めた結果、線香の煙に方位磁石を近づけると磁針は動き、逆に線香の煙を方位磁石に近づけると磁針は動かなかった。原因究明には更なる実験が求められる。


・・・何だ、このレポートは。忙しいからと弟子に任せるのではなかった。まったく書き方がなっていない。それに観察不足・考察不足、この二つの操作では大きな違いがあるのに気づかないのか・・・。

http://www.hatena.ne.jp/iwashi?mode=detail&iid=4677