路上で売るもの

 レモネードを売る少年少女、それを温かく見守る地域の大人、かの国々の原風景の一つである。懐かしい郷愁をもたらし、資本主義の原則を実感する大人への通過儀式なのだろう。

 妖しげな物品を売る子供、それを操る大人、かの国に限ることのない負の構図となる。禍々しい感情をうみ、光当たらぬ闇の世界を垣間見る瞬間、何のための儀式になるのか。

 物売る行為を通して広がる世界、引き込まれる世界、路上で売るもの、それは何?。

http://www.hatena.ne.jp/1067571733