失われしココロ

狂気と聞いてまず思い浮かぶのは、吉田松陰であり彼の門下が為し得た明治維新である。少し調べてみると、論語には「狂の人は大志を抱いて進んで求める」という言葉が存在するようであり、「狂の思想」はこの流れを組むのであろう。この思想未だよくは解らないのだが、強大な現状をただ変える、それ故の力なのだろうか?。

断片的に伝え漏れてくる事象から天命を革める機運ありかとも思えるが、外敵を求めて得る謀により散らされるのだろうか。そのどちらも狂か。

反して肝要の策が何となく決まってしまうのも、小利口に凝り固まりし者、怠惰な日常を送りし者、今日のみ求め明日を知らぬ者、これらには宿らぬからか。かくゆう我もそう・・か。いや狂気が常ならば、かの世情に狂はないとか。

今朝方は狂を想い、今宵は狂歌などしゃれ込むか。はたまた画狂老人を気取り絵などをなぞるか。ただ我にその才はなく、ただ日記を記すのみ。


クールビス
 梅雨の空にも 裏切られ
   今年の夏は 何処で彷徨う


http://www.hatena.ne.jp/1120560816