特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律

環境省のwebによれば、この法律は外来種による人間生活や生態系への悪影響をなくすことを目指して制定されたとはっきり書かれています。在来種の保護や生物の遺伝子的保存などよりは、人間様のご都合優先です。なので、ブラックバス問題が生じてしまいます。この法律の趣旨からは、「レジャー産業に多大なる悪影響を与える規制」と「水産業の多大なる悪影響を与える無規制」とそのせめぎ合いが起こるのはいかしかたないことなのです。

では、自然保護・・・大きく人間環境の保全という意味・・・での生物の遺伝子的保存を全面に訴えたらどうなるでしょう。「生物はおのおの独自に進化・発展してきたのであり、人為的にそれを破壊していいはずはない」、「生物の多様化は豊かな自然界を形成するのに必須であり、それを破壊することは自然界と決別してはい(け)ない人間社会にも深刻なダメージを与える」・・・、これはこれで正しいのでしょう・・か。

正しいのでしょうか。正しいのでしょうか。正しいのでしょうか。本当に正しいのでしょうか。


まだ覚えておられるでしょうか?。実は人間も生物だということを。かつて、アーリア人至上主義を唱えその純化に努め実行してしまった為政者がいました(主義としては現在形?)。かつて、白人至上主義を唱え暴力と恐怖でその実現を計った集団がありました(現在形?)。また、「神の国」と称しその権威を高めたい国家もあるようです(忘却の彼方?)。

生物遺伝子の純化・保存は良い行為と思われているにもかかわらず、人種としての遺伝子を保存・純化する行為は危険な思想を生み出す、これは歴史が証明しています。人間は既に自然界の生物ではなくなっている一例なのでしょう。


http://www.hatena.ne.jp/1109681807