黒字財政

財政赤字に苦しむ自治体が多い中、黒字決算とはなかなかもの・・・、でも落とし穴があります。

国際基準で会計処理した場合は如何になるのでしょう。自治体の財務諸表は、一般企業と異なり非常に難しい問題を抱えてます。例えば、道路1本の収益はどう算出されるのでしょう。一般道路は0円で通行できます。なので、その維持費分だけマイナス・・・、そんな道路は造らない方がよいです。そんな考えだとその自治体は衰退・・、国は衰退していきます。なので、経済効果とやらで評価していくのでしょうが、これが結構恣意的です。道路推進派は多く見積もりますし、公共投資の無駄を指摘する人は低くします。そして議論・・・、かみ合いません。

では、予算レベルでは・・・、これはプラスマイナス0のバランスがとれてます。でないと、議会の承認がおりません。でもでもでも・・・、債権の発行分だけ赤字では?という疑問も、お金には名前が書いていないことから、いかようにも言い逃れが出来ます。いわゆる建設国債、その類似的な考えです。自治体は破産できないので、いくらでも先送りできます。そう考える人々がいても不思議ではありません。1億年でも2億年でも先送りできれば・・・、政治体制が大きく様変わりするか、人類滅亡しているか・・・、特に逃げきったもの勝ちです。

まぁ、そんな与太話はさておき、いろいろな試練を乗り越えて、誰が見てもどこからも文句のつけようがない黒字ならば・・・その自治体は税金の取りすぎなのです。

http://www.hatena.ne.jp/1104481717