無の証明

 実際の所、何か成した事を示すのは簡単である。その事実を探し出せれば解決するからである。しかし、何も見つからなかった場合には、苦悩の道が待っている。本当に何もないのか、単に情報不足なだけなのか、その明確な判断基準は誰にも解らない。

 統計学的には、第一種の過誤、第二種の過誤という言葉がある。存在するものとして検索しても見つからずにいないと結論付けたが実はいる場合は第一種の過誤となり、その逆を第二種の過誤という。

 過誤を望んでいるわけではないが、現実にはその危険性は多々ある。どちらの誤りをより問題視するのか、それに応じて、結論の出し方、間違い確率の提示、対策も定まる。

 彼が存在してくれる方が幸せなのか否や、それが肝要・・・。

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