背番号は１番？
最近ではとみに話題性が無くなってしまった。今の旬は遠くの異国の物語、まだ来ぬ将来のお金の物語、しかし、これが深慮遠謀のなせる技だとは知れ渡ってない。
マルユーの厳格運用を目的としたグリーンカード、これは大反対が起き挫折してしまった。アングラマネー筋が手を回したとか、血が流れるのを恐れたとか、でもこの種の議論を行える素地ができたという最低限の目的は達成された。グリーンカードは導入できなかったものの、マルユー自体の段階的廃止が出来たのだから問題はない。
次は世界的なアングラマネーの封じ込め、なかなかうまくいかなかったが、テロ撲滅と言う大義名分が出来てからは、スムーズなものだ。これで裏の反対意見はかなり封じ込めるだろう。
そして住民台帳番号制度の導入、国民の感度を試すための事前準備である。なんか知らないけど、すんなり通ってしまった。国民感情が麻痺したのか、今更反対しても後の祭りである。外堀は埋められ、総堀となす狸の知恵は受け継がれている。
今後は本丸向けて、その準備に余念がない。反社会的活動の早期発見・監視とアングラ経済の解体・課税化、これらはすべてテロ対策と経済活性化のため、ため、ためなのである。美辞麗句や耳障りのいい言葉しか聞けない耳、「王様の耳はロバの耳」、叫けぶ声は届かない。
