ノーベル賞的経済学では

多分、回答者の思考・指向は、行動経済学的な観点での考察結果とほぼ同じでしょうね。経済的合理性のある方は、期待値の計算をして、選定するのでしょうけど、ここに罠があります。

それは「大数の法則」と所謂「少数の法則*1」というものの差異です。確率の世界は無限に試行した場合のお話なので、たかが10回程度では、偏りが生じます。

その点からみた場合、選択肢2と3とが起きるのは同程度なので、期待値が高い3を選定するのがよいでしょう。後は「貴方の損失許容度」次第なのです。まずは3を選んで勝負、4回負けたら、後は1を選択、最悪+20万円です。これが一番手堅い戦い方です。損失許容度が高い方は、選択肢3での負け許容数を上げればよいのです。

3を選んで勝ったら、そのまま連続して3を選び続けます。負けてきたら損失を限定するために手堅くいきます。これが投資の世界では、「利のせ・損切りの原則、休むも相場」となるのでしょうか。

http://www.hatena.ne.jp/1099988070

*1:ポアソンの小数の法則とは違います