非公開化公開情報の検索依頼

 この隠された質問は何なのだろう。ちと推理してみたい。個別企業の経営状態や労働環境の質問で対外的に問題になる回答か来ることを心配している。検索の達人は何でも探してくる。機密文書や個人情報、セキュリティ情報等々、インターネット上に公開されているものならば、それこそありとあらゆる情報である。

 しかし逆に言えば、公開されている情報だけしか見つけられないのである。法律に反しない、また規約に反しない、更に個人的道徳に反しない限り、その情報へのリンクを示すことに如何なる障害もない。

 企業は様々なトラブルを抱えている。相手が物事を有利に運ぶために、一方的な情報をwebに公開していることは想像するにたやすい。不当解雇、労働争議等々、大きい事件はニュース報道もされる。また昨今は密告・・・もとい社会正義の観点から内部告発者保護に関する法整備も進み、あとは意識改革が伴うか否やがことの成否を決めるところまできている。

 重ねて記すかもしれないが、リンク先を紹介しただけで訴訟騒ぎを懸念するのは不可思議なことである。デープリンク禁止令に怯えるのならば解らなくもないが・・・、これが一般化したら「はてな」は大打撃を受ける事だろう。外国の話だが禁止令を妥当とする判例もあるようだし、予断は許されないかもしれない。

 閑話休題、ともかくおかしな質問である。「ある会社」にとって問題になるwebを他人にあまり知られずに抽出して処断でもしようというのか。それを参考に内部告発もどきwebでも作ろうというのか、全く持って不可解である。
http://www.hatena.ne.jp/1071321743